赤ちゃん猫は排泄の仕方を知らない
生まれたばかりの赤ちゃん猫は、排泄の仕方を知りません。親猫が居る場合には、親猫が肛門を舐めることで刺激をしてやり、排尿や排便を促して、排泄することを教えてやります。
でも、親猫がいない場合は人間が排泄を教えてあげなくてはいけません。そのやり方をまとめてみます。
人肌程度のお湯に濡らしたティッシュで。
親猫が舐めて、排泄を教える・・・ ということは、生き物の体温程度の濡れた物で刺激をしてあげる ということになります。ザラザラした痛いものでは、排泄を促すことはできません。ここで使えるのはティッシュです。または、ペット用のウェットティッシュをぬるま湯で温めて絞ったものも使えます。
こういった柔らかい素材のものを人肌くらいの暖かさにして、優しく肛門周辺をちょんちょんちょん・・・・と優しく優しく刺激してあげます。触れるか触れないかくらいの優しさで排尿は促すことができます。
排便を促すのには、優しく優しくトントンと指先で触れてあげるようにします。
排尿は簡単、排便は難関
排尿は、結構簡単に促すことができます。難しいのは排便。普通は、排尿と同じ刺激で出てくれるのですが、親猫の母乳ではなく人工乳で育てる場合には、【便秘】になってしまう猫ちゃんや【下痢】をしてしまう猫ちゃんがいます。
便秘の場合には、あまり心配することはありません。
食しているものが【ミルク】なので、赤ちゃん猫の便秘はあまり心配は必要ないようです。
「4日でなければ、動物病院で浣腸をしてもらいましょう」と書いているサイトもありますが、我が家でかかっている獣医さん曰く、1週間程度まではなんともないそうです。「1週間を超えても全く出ないようであれば、病院に来てください」と言われました。
溜まったものは必ず出ますので、便秘は殆どの場合心配要らないですよ。 というのがうちの猫のかかりつけの先生のお話でした。とても長いこと獣医をしていて、見ている件数も多い先生のおっしゃることでしたので、信頼できましたし・・・・うちの猫も便秘猫でしたが、1週間は出ていない状態が続いてもなんともありませんでした。
便秘になったときに行う、激しいお尻の刺激法があるようですが・・・猫ちゃんの体力消耗が激しいようなので、「出ない」ことで焦らずに「出るときには出る!」くらいの勢いでドーンと構えておきましょう。
(気持ち的には、人間のほうが便秘の苦しさを意識してしまってヤキモキするんですけれどね。。。1週間は大丈夫です!!!!)
あと、自宅で出来る便秘対策としては・・・・
★ミルクを少し薄めに作る。
★動けるくらいに育っていれば、運動させる。(よちよちとするだけでも違いがあります)
★お腹の「の」の字マッサージをする。
・・・これはうちの子には効きました。赤ちゃん猫の場合には、お腹を触らせてくれるので、
お腹の上で優しく優しく平仮名の「の」の字を書くようにマッサージします。
下痢の場合にはちょっと心配。早めに病院に行きましょう。
猫ちゃんが下痢をする場合。これは少し心配が必要です。お腹に回虫がいて、下痢を起こしている場合もありますし、別の病気の可能性もあります。その他ミルクが合っていないなどの可能性もあります。
自分ではやはり、病気などの判断はできませんので、早めに動物病院にかかるようにしましょう。
治療としては、回虫がいれば薬で虫下しをする・・・その他に、下痢止めなどの薬を処方されるなど猫ちゃんの状況に合わせて治療がなされます。
下痢止めを出さず、ビフィズス菌が含まれたペット用のサプリなどを出してくれるところなどもあります。
ミルクを変えてみるというのも一つの有効な対処法かもしれません。
排泄→授乳 を習慣づけましょう
この排泄はどのタイミングで刺激してあげればいいの?
それは、ご飯前。赤ちゃん猫で言うとミルクを飲ませる前ですね。排泄をしてあげてミルクを飲ませます。
中には、ミルクを飲む前にあまり出ない場合もあります。その場合にはミルクを先にあげて、その後もう一度排泄のための刺激をしてあげても問題はありません。
赤ちゃん猫の休む場所に敷いている物がタオルだと、もしタオルの上で排泄してしまうと変えてあげないと不衛生になってしまいがちです。綺麗なところに休ませてあげたいので、私が利用していたのは、電気あんかをタオルで包んだ上に、ペットシート(犬がよく使うもの)を敷いていました。また、キッチンペーパーなどで掛け布団替わりに猫にかけてあげるなどもしていました。どちらにしても、取り替えが楽なので、衛生的な場所を保ちやすいです。
↑人間用のを使用するときには、温度は「弱」で十分。
排泄したあとのお尻は、ペット用のウェットシートなどで拭いてあげ、綺麗に保っていました。
砂場はいつから?
目が開く前の猫は基本的に人間が排泄をさせてあげるのみでOKです。
目が開いて、歯が生え始めて、よちよちと自力で動き回るようになってきたら、砂場で徐々に訓練を始めます。よちよち子猫でも自分で入れる、浅い箱状のトイレから訓練を始めるのが良いとされています。
しかしうちは・・・いきなり大人用の砂場を買ってきてしまっていたので、余っていたダンボールに滑らないようにペットシートを貼り付ける・・・などして自作のスロープを作って対応していました。 それでも、自分からスロープを使ってトイレに行くようになりましたので・・・・要はトイレまで自分でたどり着けるようにしておけば、必ずしも浅い箱から用意する必要はないということですね。
ジャンプ力が上がって、スロープ無しでトイレに入れるようになる日もスグきますから、そうなれば、作ったスロープを捨ててしまえばいいだけのこと。
↑砂落としも兼ねたこんな商品も売っているようなので、作るのがどうも・・・・という方は、こういったものを使うのも良いでしょう。
トイレのしつけは大変か?
うちの場合は・・・「気づいたら自分でするようになっていた」がその答えです。
我が家でどのようにしていたかを紹介したいと思います。
●目が開いたころから、トイレは砂の上に連れて行って、お尻を刺激し排泄させる。
↓
●排泄が終わったら、その部分を隠すように、猫の前足や後ろ足を動かしてあげて砂を掻いて
隠す行為を習慣づける
これを、繰り返していたら、気がついたらスロープを使って自分でトイレに入り用を足して・・・それを確認して隠すようになっていました。
先住猫がいれば、それを見てすぐに覚えるという、トイレのしつけ。
先住猫がいない状態で始めても、赤ちゃんから習慣的に教えていくと、すっと覚えてくれるものです。
そんなに心配しなくってOK。
砂はどんなのを使う?
一口に「猫砂」と言っても様々なタイプのものがあります。便利なのは、「トイレに流せるタイプ」の砂。
流せないタイプの砂より少し割高にはなりますが、「ゴミが増えない」「ゴミの日に出すまでの臭いが気になることがない」といった観点から愛用者が多いです。
もう一つは、「トイレに流さない」ゴミ捨てタイプの砂です。
ベントナイトという材質でできている粒の細かいものがお安いのでランニングコストがお得だと思います。
ちなみに「ゴミ箱に入れてから、ゴミの日に出すまでの臭い」に関してですが・・・・フタ付きのゴミ箱に入れてゴミの日まで置いておけば、さほど気になることはありません。 うちでは、猫育児が始まって以来ずっとこの材質の砂を使用しています。
他にもおからでできているものや、紙製の砂などもあります。
猫ちゃんが好きな砂を使うのが一番良いでしょう。
砂の誤飲は大丈夫?
子猫にありがちな猫砂のトラブルは、「誤飲」。人間の赤ちゃんもそうだと思いますが、猫の赤ちゃんにとっても、周囲は「初めて」で溢れかえっています。まず、やはり初めてのもので口に入るものは口に入れてどんなものか調べるので、猫砂に関しては誤飲の心配があるわけなんですね。
なので、子猫のうちは「粒の大きい」猫砂を推奨する方もいらっしゃいます。要は口に入らない大きさの砂を選ぶということですね。
ちなみに・・・うちの場合には、初めから砂粒の小さなベントナイトのゴミ箱に捨てるタイプの砂を使用していました。はじめのうちは、砂粒を口に含むなどしていたのですが、見つけるたびに「ペッってしなさい!」と口に指を入れて砂を出してあげていました。
何粒か飲んでしまっているのもあるのかもしれないですが・・・・、大量に「食べる」ことがなければ、さしたる問題ではありません。粒が小さい故に、喉に詰まるということもないので、モリモリ食べに行っている様子がなければ、大きく心配することはないでしょう。そのうちに、「これは食べる場所じゃない」というのも猫自身が分かってきて、口に含むこともしなくなります。
もし、ガッツリ食べに行くのが止まらないようであれば、砂を変えるようにする・・・というくらいの認識で大丈夫だと思います。
囲いやフタはあったほうがよいか?
上から出入りするトイレも、今はお手頃価格なようです。
ということで、今回は赤ちゃん~子猫の排泄についてまとめてみました。
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